レンタルサーバー選びにかかせない転送量とは？

転送量とはパソコンやスマホを使ってサイトにアクセスしに来たユーザーに対してサーバーからユーザーのパソコンに送る文字、画像、動画などのデータの合計量のことです。
ユーザーがWEBサイトを閲覧したり、サーバー側でメールの送受信を行ったり、サーバーへファイルをアップロードしたりダウンロードしたりするとこの転送量は増えていく仕組みになっています。

データ転送量が少ないと起こる問題

こんな経験はありませんか？

サイトにアクセスしようとしたのに表示に時間がかかる。
動画や画像が重い。

これらの現象はサイトにアクセスしたユーザー側の問題ではなく、サイト持ち主のサーバーのデータ転送量が関わっている可能性があります。
よく「サーバーが落ちた！」なんて話を耳にするかと思いますが、データーの転送量が限界を超えてしまうとこのようなことが起こります。

レンタルサーバーのデータ転送量はどのくらいあれば大丈夫？

極端にアクセスの多いサイトであれば転送量の多いプランを選ぶ必要があります。しかし、そういったサイトは芸能人などのインフルエンサー、大手企業や人気サイトなどの爆発的なアクセスを持つ大規模サイトに限ります。

サイトを始めたての方や、将来的にそこまで大きなサイトにする必要がなければ基本的に50GBから始めてみることをオススメします。転送量は各レンタルサーバーのアクセス解析から簡単に調べることができるので、「思った以上に転送量が多かった。」といったことが起きるのであればプラン変更やレンタルサーバー自体の変更をオススメします。

各レンタルサーバーのデータ転送量の目安

レンタルサーバーの各プランによって内容は変わりますが、一番人気のプランでまとめてみました。

サービス名	プラン名	契約日数	料金	転送量
さくらのレンタルサーバー	スタンダード	1ヶ月	524円	80GB/日
カラフルボックス	BOX2	1ヶ月	1,320円	2TB/月(60GB/日)
ロリポップ！レンタルサーバー	ハイスピード	1ヶ月	1,200円	200GB/日
カゴヤ・ジャパン	S12	1ヶ月	1,100円	120GB/日
ドメインキング	Sプラン	1ヶ月	900円	不明
エックスサーバー	X10プラン	1ヶ月	1,000円	150GB/日
mixhost	スタンダード	3ヶ月	1,380円	4.5TB/月(150GB/日)
スターサーバー	スタンダード	3ヶ月	1,800円	4.5TB/月(150GB/日)

公式サイトによるとカラフルボックス、mixhost、スターサーバーなどは「データ転送量の制限を設けていません。」と表記されていますが、月単位の総転送量は記載されていています。
例えば2TB/月と表記があるカラフルボックスは日割り計算すると大体、67GB/日(2,000GB÷30日)となります。